活動記録をはじめます — 33本作って、人に届いたのは6本だった
なぜ書くのか
TechAthletes は、学習アプリ、開発者向けツール、解説メディア、ゲーム、Unity 向けのアセットなど、小さなソフトウェアを作って売っています。作業の大部分は AI エージェントに任せていて、多いときは20前後のエージェントが並行して動いています。
この記録では、何を考えて、何を試して、数字がどうだったか、何が大事だったかを残します。うまくいった話より、うまくいかなかった話のほうが多くなるはずです。売上ゼロのものはゼロと書きます。数字はすべて実測値で、推測で埋めません。
33本作って、届いたのは6本
ある時点で棚卸しをしたところ、公開まで持っていったものは33本ありました。そのうち、検索や紹介を通じて実際に知らない人が来たと言えるのは6本でした。
作ること自体は、AI のおかげで驚くほど速くなりました。1日で動くものが出ることも珍しくありません。それでも、作った数と届いた数はまったく比例しませんでした。
「マーケットに出せば誰かが見つけてくれる」は外れた
最初に崩れた思い込みは、ストアやマーケットプレイスに出せば、そこが最初のお客さんを連れてきてくれるというものでした。
実際に調べると、新しく出した商品に無料で人を流してくれる場所はほぼありませんでした。
- あるアプリストアの検索では、評価やレビューの多い既存アプリが上位を占め、新規の商品は96位より下にしか出てきませんでした。
- ある開発者向けマーケットの並び順は、ダウンロード数を含む式で決まっていて、ダウンロードが0のうちは順位も上がりようがない形でした。
つまり、最初の数十人は、マーケットの外から自分で連れてくるしかない。これが一番高くついた学びです。
自動化は「止まっていること」に気づけない
量を出すために、記事やSNS投稿の多くを自動化しました。そこで何度も踏んだのが、失敗しているのに成功に見える状態です。
- 記事を生成して投稿するはずの仕組みが、最後の投稿だけログイン切れで失敗し続け、413本を生成しては捨てていました。ログには「生成成功」しか出ていませんでした。
- アフィリエイトのタグを入れる処理が、変数を使った後で値を入れる順番になっていて、1,040本中152本がタグ空=紹介料ゼロのまま公開されていました。
- 検索流入を狙ったページ群は、調べてみると検索エンジンのクローラーが一度も来ていませんでした。来ていたのは AI 系のクローラーだけでした。
どれも「動いているはず」と思い込んでいた期間がありました。今は、仕組みを作るときに結果を実物で読み戻して確かめる段を必ず入れるようにしています。
いま、お金が動いているところ
正直に書くと、まだ大きな売上はありません。それでも、実際にお金が動いたところはあります。
- 電子書籍が9月に4冊売れました。
- 書籍の紹介記事から、1週間で2件の注文がありました(紹介料は241円)。
小さな数字ですが、ゼロではありません。この1週間は、すでにお金が動いた経路を太くすることに集中しています。ゼロから需要を作るものは、1週間では結果が出ないからです。
これから書くこと
毎週1回、その週に試したこと、数字、効いたこと・効かなかったことをまとめます。あわせて、印象に残った試みは1本ずつ詳しく書きます。
うまくいく保証はありません。ただ、どこでつまずいて、何を学んだかは、同じように小さく作って売ろうとしている人の役に立つと思っています。