英語の会議で発言できない人へ — 割り込む一言と「前置き」を先に用意する
英語の会議で、言いたいことはあるのに口を開けないまま終わってしまう。頭の中で英文を組み立てているうちに話題が先に進み、「まあいいか」と黙ってしまう——よくある悩みです。
これは英語力だけの問題ではありません。発言の入り口と前置きを用意していないので、話し始めるまでに時間がかかりすぎているのです。中身を考えるのは話し始めてからでも間に合います。先に用意しておくべきなのは、最初の一言です。
1. 発言に入る一言を決めておく
会話の流れに割って入るのがいちばん難しいところです。決まった一言を1つ用意しておくと、迷わず入れます。
- Can I add something here?
- Sorry, just a quick point.
- Going back to what you said about the schedule…
全部覚える必要はありません。自分が言いやすいものを1つだけ決めて、毎回それを使います。同じ一言を繰り返すうちに、考えなくても口から出るようになります。
2. 話の「前置き」で時間を稼ぐ
発言を始めたら、いきなり本題に入らず、何について話すかを先に言います。
- I have one question about the budget.
- I agree, but I have one concern.
- Just to share some context…
前置きを言っている数秒で、次の文を考えられます。聞き手にとっても、何の話か先に分かるので聞き取りやすくなります。「質問が1つ」「懸念が1つ」と数を先に言うのも、話を短くまとめるのに効きます。
3. 聞き取れなかったときの聞き返しを持っておく
発言できない理由のひとつは、議論を聞き取れていない不安です。聞き返しの一言があれば、分からないまま黙ることがなくなります。
- Sorry, could you say that again?
- Just to make sure I understand, you mean…?
2つ目のように自分の言葉で言い直して確認すると、理解を確かめられるうえに、それ自体が発言になります。
会議の前に2分だけ準備する
アジェンダを見て、発言しそうな議題を1つ選び、「入る一言+前置き+言いたいこと1文」を小声で一度言っておきます。これだけで、会議中に一から英文を組み立てる負担がかなり減ります。
言えなかった表現を次の会議の教材にする
それでも、言いたかったのに言えなかった表現は出てきます。「その案は現実的じゃないと思う」「前回の話と少し違う気がする」のような一言です。
この言えなかった表現こそ、次の会議でいちばん使う可能性が高い英語です。会議が終わったらすぐ書き留め、夜に言い方を調べて、声に出して練習しておきます。
この「言えなかった表現を拾って、復習に回す」流れのために作ったのが WordsAdmin です。言えなかった表現を記録して学習リストにまとめ、自分の録音を分析できます。記録の具体的なやり方は 英会話で「言えなかった表現」の記録方法、発表の場面については 英語プレゼンで詰まった一言を夜に定着させる3ステップ にまとめています。
まとめ
英語の会議で発言できるかどうかは、最初の一言で決まります。入る一言を1つ決め、前置きで考える時間を作り、聞き返しを用意しておく。そして毎回の会議で言えなかった表現を1つ回収すれば、会議そのものが練習の場になります。
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