診断士 事例2のダナドコ型|誰に・何を・どのように・効果で答案を安定させる
事例IIで点が安定しない人は、知識が足りないというより、答案の部品が毎回変わっています。販促策を書いたつもりでも、誰に届けるのかが抜ける。ターゲットを書いたつもりでも、何を売るのかが曖昧になる。この崩れを減らすために使うのが、誰に・何を・どのように・効果のダナドコです。
2次筆記は4事例が各100点・80分、合格基準は合計240点以上かつ各事例40点以上です。令和8年度(2026年度)から口述試験は廃止され、筆記試験の合格発表が最終になります。事例IIは、設問ごとに必要な要素を外さず、部分点を積み上げる科目として扱います。
つまずく本質は施策の思いつきで書くこと
事例IIはマーケティングの事例なので、SNS、イベント、会員制度、口コミ、品ぞろえ強化などを書きたくなります。しかし施策名だけでは点になりにくいです。採点者が見たいのは、B社の強み、顧客、競合を踏まえて、その施策がなぜ有効かです。
たとえば「SNSで情報発信する」は、どの事例にも書けるので弱い答案です。「子育て世帯に、地元産素材を使った時短商品の使用例を、Instagramと店頭POPで訴求し、来店頻度を高める」まで書くと、誰に・何を・どのように・効果がそろいます。診断士 事例2 ダナドコで重要なのは、語呂合わせではなく、答案の抜け漏れを点検することです。
解答の型は表で固定する
事例II 解答 型として、まず次の表を答案作成前のメモに使います。毎回すべてを長く書く必要はありませんが、欠けていないかを確認します。
| 要素 | 書く内容 | 与件文で見る場所 |
|---|---|---|
| 誰に | 年齢層、家族構成、利用目的、既存客・新規客 | 顧客層、商圏、ニーズ |
| 何を | 商品、サービス、体験、組み合わせ提案 | 強み、品ぞろえ、技術 |
| どのように | 販売方法、告知方法、接客、連携、CRM | チャネル、既存施策、経営資源 |
| 効果 | 売上、客単価、来店頻度、関係性、差別化 | 設問要求、課題、競合状況 |
答案は「誰に、何を、どのように提供し、効果を得る」の順で作ると安定します。字数が少ない場合は、効果を「固定客化を図る」「客単価を向上させる」のように短くします。字数が多い場合は、誰にと何をを具体化します。
与件文は顧客と強みから読む
与件文を読むときは、きれいに線を引くことより、使う材料を分類することを優先します。特に事例IIでは、顧客、強み、競合、課題を分けます。
顧客は「誰に」の候補です。高齢者、共働き世帯、観光客、常連客、若年層など、属性だけでなく利用場面まで見ます。強みは「何を」の根拠です。接客力、専門知識、加工技術、地域密着、独自商品などを設問に合わせて使います。競合は差別化の方向を決める材料です。価格で勝てないなら、体験、提案、関係性、利便性で勝つ答案に寄せます。
与件文にない理想論は足しすぎません。B社に人員が少ないのに大規模イベントを提案する、EC経験がないのに全国販売を前提にする、といった答案は根拠が薄くなります。
設問要求と避けたい答案
設問要求は、最後の動詞で答案の形が変わります。オリジナルの例で確認します。
「新規顧客を獲得するための施策を助言せよ」なら、まだ関係がない顧客に届く方法が必要です。答案は「近隣の共働き世帯に、夕食向け総菜セットを、地域アプリと店頭試食で訴求し、初回来店を促す」のように、認知と来店の導線を入れます。
「既存顧客との関係性を強化する施策を助言せよ」なら、獲得より継続が中心です。「常連客に、購入履歴に応じた季節商品の提案を、会員メールと接客で行い、来店頻度と客単価を高める」と書くと、CRM寄りの答案になります。
「地域内での差別化策を助言せよ」なら、競合との違いが必要です。「地元生産者と連携した限定商品と調理提案を行い、専門性を訴求する」のように、B社の強みを前面に出します。
やってはいけないのは、ダナドコを機械的に全部詰め込むことです。100字しかない設問で4要素を長く書くと、肝心の根拠が薄くなります。設問が「理由」を聞いているなら原因を厚くし、「施策」を聞いているならどのようにを具体化します。
また、効果をすべて「売上向上」にするのも避けます。設問によっては固定客化、来店頻度向上、客単価向上、認知度向上、地域内での差別化の方が合います。思いついた施策を先に置かず、与件文の材料をダナドコに整理してから書きます。
学習アプリ『診断士RoadMap』について
本ブログは、学習アプリ『診断士RoadMap』の運営元であるTechAthletesが運営しています。事例IIは、設問ごとにダナドコの要素をそろえ、80分で答案に落とす練習が必要です。
事例IIの学習ページでは、事例演習を通じて答案の型を確認できます。診断士RoadMapではAI採点を使って答案の抜け漏れを確認でき、プレミアムではAI添削で改善点まで見直せます。ダナドコを知識で終わらせず、実際の答案で使える状態にするために活用してください。
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